発酵醸造科~ウインナーとソーセージの違い?
IFC調理師専門学校には、2つの学科があります。
■調理師科
■発酵醸造科
いずれも“食”に関する分野に変わりはないのですが、専門性が全く異なるのです。
発酵醸造科は今年の4月からスタート(2019年4月から、日本の食の専門学校では初めての学科)したのですが、どんなことを学んでいるのか、少しずつ見ていってみたいと思います。
今回は、「ウインナーとソーセージの違い」
発酵醸造科では、もちろん調理実習で学び、手作りしています。
皆さんはこの違いを知っていますか?
●ソーセージとは?
一般的には“腸詰め”のこと。
塩漬けされた肉類を挽き、そこに香辛料などを加え練り合わせ、羊などの腸に詰めたものを言います。全般的な総称なのですね。
●ウインナーとは?
それでは、ウインナーとはなんなのでしょうか?
ソーセージ同様、塩漬けされた肉類を挽き、そこに香辛料等を加え練り合わせ、羊などの腸に詰めたあと、お湯でボイルした製品のことです。
つまり、数あるソーセージの中の一種として存在しているのです。
日本では、JASによって製造方法や肉の種類に関係なく、一定の基準で作られたものを下記のように分類しています。
①、ウィンナーソーセージ
ケーシングには羊腸を使用したもの、または製品の太さが20㎜未満のもの。
②、フランクフルトソーセージ
豚腸を使用したもの、または製品の太さが20㎜以上36㎜未満のもの。
③、ボロニアソーセージ
牛腸を使用したもの、または製品の太さが36㎜以上のもの。
このように使用している原材料や製品の太さなどで、どのようなソーセージなのかを判別できるのです。
一見、同じように見えていても、明確な違いがあるのです。
料理人でない方からすれば、非常に小さな違いに見えるかもしれませんが、料理人(製造分野に携わる)であるならば、どのような違いがあるのかについて細部まで知ることは非常に大切なことです。
学問を通して食材の基礎を学ぶのは貴重であり、大切な時間です。
IFC調理師学校には、調理師が取得できる「調理師科」と
発酵・醸造分野に特化した「発酵醸造科」があります。
講師陣も、もちろん専門家。
そんな先生方の指導のもと、調理に関する知識や技術を習得し、自らの料理の腕と知識を磨きませんか?
発酵醸造科~次へつづく♬