発酵醸造科のチーズ実習♪
IFC調理師専門学校にある発酵醸造科では
チーズに関する実習もたくさんあります。
普段見ているチーズにも、実は多くの違いがあります・・・
チーズには、ナチュラルチーズとプロセスチーズがあります。
では、この違いは・・・?
〇 ナチュラルチーズ
生乳などを乳酸菌や凝乳酵素で凝固させ、ホエイ(乳清)の一部を除去したもの、または、これを熟成させたものをいいます。
熟成タイプと非熟成タイプがあり、原料となる乳の種類、使用する微生物、加工方法などにより、数多くのナチュラルチーズがあるのです!
※凝乳酵素とは・・・生乳を固める酵素のことです。通常使われているものは、「レンネット」と呼ばれる凝乳酵素です。動物由来のもや微生物や植物由来のものもあります。なお、酵素はたんぱく質からできています。
このナチュラルチーズをタイプ分けすると
・フレッシュタイプ:ミルクを固めて水分を抜いただけのチーズ。
新鮮で優しい味。
- ・青カビタイプ:ミルクに青カビ菌を入れて作るブルーチーズ。
- 強めの香りで塩味が強い。
- ・シェーブルタイプ:ヤギのミルクで作ったチーズ。
- ・白カビタイプ:表面に白カビをつけ熟成させたチーズ。
- クリーミーでコクのある味。
- ・ウォッシュタイプ:表面を塩水や酒で洗い熟成させたチーズ。
- 独特の臭いで力強い味わい。
- ・セミハード、ハードタイプ:水分が少なめで固いチーズ。
- 日本人に馴染みの深いうま味のしっかりした味。
- こんな感じになるんですね♪
〇 プロセスチーズ
ナチュラルチーズに乳化剤などを加えて加熱して溶かし、再び成形したもののことを言います。製造工程の途中で加熱処理を行うため、乳酸菌は死滅していますので、保存中に熟成が進むことがなく、ナチュラルチーズに比べて保存性に優れたチーズなのです!
プロセスチーズには、ナッツ類やブラックペッパーなどを加えられたものもありますし、とろけるスライスチーズや6Pチーズなどもよく見ますよね♪
日本で一般的に食べているチーズは、プロセスチーズになると思います。
ここまででも、授業で学んだ内容のほんの一部分・・・
まだまだ、内容の濃いお話がたくさんあります!
写真は、ウォッシュチーズを作っている風景になります。
発酵醸造科では、これを一から手作りする知識と技術を学ぶんです!
作ったら、これを使った応用料理までも実習します。
つくづく羨ましいと思える学科です♪